Greole / arcane

01.EMBYO -prologe- (instrumental)

02.グレート・ウォール

03.ジェッダ

04.アクアリウム

05.EMBLEM -interlude- (instrumental)

06.ラダ

07.つながる空

08.古代の森

09.EMBRACE -interlude- (instrumental)

10.ハル

11.閉じる世界

12.グレオール

13.リト・レイ

14.EMBER -epilogue- (instrumental)

all written by 六浦館
all composed by MANYO
Vocal 茶太

　Little wingでゲーム音楽等を手掛けるMANYOと作詞・プロデュースの六浦館のユニットarcane。茶太をボーカルに迎えリリースしたその第1作目はGreole。創作グレオール叙事詩を表現した幻想的なコンセプトアルバムに仕上がってます。
　MANYOさんはゲーム等のボーカル曲はもちろんのことBGMも数多く手掛けていて、これがまたそのゲームの雰囲気にピタリとはまるような曲を作るんですよね～。この辺に関してはLittle wingのコンピが出そうなのでそちらの感想を書くときにでも語りたいです(・∀・)
　収録曲は全14曲でそのうち4曲がインスト、残り10曲がボーカル曲となっております。出来の良いアルバムなので簡素にですが全曲（インスト曲以外）感想でも書いてみます。

グレート・ウォール
　まずこの曲からMANYOワールドに惹き込まれます。1番は静かに淡々と奏でられ、2番で楽曲を上に持ち上げる感じ。サビのメロディがとてつもなく綺麗で癒されます。
ジェッダ
　元気な曲調で歌詞とも相まって旅立ちを感じさせるナンバー。曲のラストではオケが一度引いて茶太さんの透き通った声の魅力を引き出しています。
アクアリウム
　とってもとってもBGMな曲です。単調で茶太さんが語りかけてくるように歌っているので非常に眠たくなってくる曲です(つ∀-)
ラダ
　不思議系楽曲。これもBGM寄りの曲ですね。
つながる空
　独特のリズムで奏でられる癒し系楽曲。ワルツのリズムに乗せた美しいメロディとベースラインが心地良いです。
古代の森
　これまた茶太さんのウィスパーボイスに惹き込まれる癒し系楽曲。このアルバムでもかなり好きな曲。Bメロで時間が止まり、サビでまた動き出す感覚を聴く人に与えます。サビのメロディが非常に美しく、時折入るコーラスは鳥肌モノです。
ハル
　サビよりもAメロ、Bメロがすごく気に入ってる曲。このメロディにこのコーラスは反則でしょう(´ー｀)茶太さんのコーラスとは違った真理絵さんのコーラスに魅力を感じることがができます。
閉じる世界
　優しくも力強さを感じる曲。伴奏がメロが入れ替わるたびに変化していて起伏に富んだ曲です。楽器の入る場所とかタイミングとかが素晴らしいです。あまり目立ちませんがエレキギターの演奏部分が細かくて好きですね。
グレオール
　タイトル曲にして自分が最も好きな曲。大人しい曲も良いですがやっぱり明るく元気な曲が好きですねｗ全体的に素晴らしい楽曲なんですがその中でも特に魅力を感じさせるのはなんといってもBメロですね。ここで歌われる茶太さんの癒し系ハイトーンボイスはすっごく気持ち良いですよ。
リト・レイ
　歌曲のラストを飾るのは癒し系BGM的楽曲。茶太さんの優しい歌い方は聴く人を眠りへと誘います。

　ここまで書いてきたことを読んでいただけるとわかると思いますが、このCDはとにかく優しい&癒しの音楽CDとなってます。ええ、睡眠前に聴くCDはこれで決まりって程に。値段は3000円近くと歌曲数に比べたら少し高いかもしれませんが、このCDでしか聴けない魅力がたくさん詰まっていると思うので気になった方は是非聴いてみてはいかがでしょうか。
　歌詞カードは素材のせいなのか、最初から波打つように曲がってましたorzそれがかなり残念でしたね。中古はともかく新品で買う時には結構気にする性質なのでｗ